馬がずっといなないてて、それがすごく気になって、SECOMに連絡したりしたんだけど取り合ってもらえずに
ずっと外を写すモニターを見てたんだけど、小一時間何も変わらずで。
不意に馬蹄の音が大きくなって、およよという間も無く、僕の家の前にはたくさんのお侍さんたちが。
『なんで?』
って思ったけど、多分世の中って無常で、シニカルで、ライトだから、こんなこともありますよね〜
って言いながら、引き戸をギーって開けると、何万っていそうな軍勢の先頭には、魔王信長が。
わななきました。
僕は死というものを初めて意識してわななきました。
信長が自分を神格化したり、魔王と自称していたのは知っていたので、とにかくわななきました。
僕の家は、3年ローンの3回払いという感じで買った粗末な家だけど、だからこそ、そこめがけてなんでくるかね〜?
って思いました。いや、思いたくもありませんでした。
『今日より汝を儂の家来と致す。』
と言われて、汝って何?って思って、
『なんだ、チミは?』
って、ケン・シムラ風に言ったら、
『逆に、チミってなんだ?』
って聞かれて、
『チミはチミですよ。』
って言ってるうちに、魔王と僕でチミチミチミチミ、チミチミチミチミ言いだしちゃって
見かねた随分と貫禄のある側近の方が、僕を静かに輿の中に入れてくれました。
どこに連れて行かれるんだろう?
って思ったけど、どこでもいい。
今、生きてるからそれでいい。
と、いうことで7月のメニュー更新と夏休みのお知らせ、宜しくお願い致します!